洗練、十割蕎麦 芦屋川むら玄

通常の盛り蕎麦とざるそばの違いは浅草海苔の有無だけのようで蕎麦の上に刻み海苔が
掛かっていない事を確認しての注文♪
関西にはあまり馴染みのない浅草海苔であり興味本位で頼んでみた訳だ。
西の文化圏である関西はやはり九州有明産の海苔が出回る事が多くあり、
しかし味付け海苔との形であればそう違いが分からなかったのが本音(笑)

芦屋川むら玄。
阪神高速を芦屋で降り阪神電車を超え、JRを超え、阪急を超えて山手の道を進む進む...
芦有ドライブウェイの入り口まで来てしまったがその手前に左に折れる道へと引き返して
無事に辿り着いた♪
情報によると芦屋川駅から徒歩1時間30分との事...そんなに歩けるかー!!(笑)
なのでほとんどの客は車かバスである。

店裏の駐車場...
外車のショールームか?と思える高級車がずらり!
ベントレー、ベンツ、ポルシェ、BMWにアウディー、ボルボも有ったかな~さすが芦屋である!
しかしワタクシのボロいWVゴルフも一応外車なので仲間に加えさせてもらっておく(笑)
客層もよろしく芦屋マダム達の此処はたまり場か?
白髪の何とも品のあるおばあ様が多かったですね~
金持ち髪染めず!な感じでしょうか(笑)

窓の外は芦屋の山林、テラス席もあり桜の時期や紅葉の季節には気持ちの良いものであろう。


十割ざるそば(1100円)
僅かに青み掛かる蕎麦は十割蕎麦とは思えぬ綺麗な手練れの蕎麦!
繋ぎ無しでこの美しさはそうそうありえない!
新蕎麦が配合されての十割蕎麦なようだが香りは飛びぬけた程では無いが、
コシは逆に飛び抜けて素晴らしい!!!!
キレのある鰹香るタイプのつゆへ漬けてズルズルと一気に頂けてしまえる美味さがあり(^^)/


この店の名物らしい玉子焼き(900円)
卵3つ分はあろうかと思える大きな玉子焼き、出汁感少々あり、甘味は砂糖か味醂か、
出汁巻きか玉子焼きかと問われれば、これは玉子焼きの分類であろう。
辛い辛い大根卸しに醤油を数的垂らして乗せ...
人が作ってくれた玉子焼きはいつも何故にこんなに美味しいのだろう(笑)

特製野菜五種スープの雉、南蛮そば(1600円)
五種の野菜がトッピングされていると思いきや出汁に大根、人参、ニラ、なめこ等で出汁を
取られた汁の蕎麦らしく...柚子の香りが仄かに香り...
雉の肉は初めて頂いた!

鴨肉程の癖が無く淡白で歯応え良く実に美味い肉質である。
その動物的出汁も汁に移り、焼き葱、三つ葉の風味と相成り実に美味しい蕎麦である(^^)/


チョイと物足りずで追加注文した湯葉そば!(まだ食べるんかいっ!w)
綺麗に湯葉が盛りつけられて三つ葉と柚子皮が香り担当♪

コチラの出汁は鰹ベース、実にあっさりとした旨味の出汁だが
先程の特製野菜五種スープの雉、南蛮そばを頂いた後ではどうにも物足りない感が湧き出る。
「七味をくださいな」と綺麗な店員さんにお願いすると、
京都、原了郭の黒七味がトンと置かれた♪
ワタクシ、この黒七味が大好きなんですよー(^^)


メニュー。
お酒も良いものが有るのだが、此処へ車なしで来る気力はありません(笑)
味に拘る蕎麦屋は美味き水を求めてどんどん山奥へ行っちゃうのよ~
そればかりは、もうしょうがない♪
蕎麦を打つ水、湯がく水、締める水、汁の水!

蕎麦湯はもう2~3組後がベストな美味しさであったかも知れぬ(笑)

器には所々に金継ぎをされている、何とも味のある器。

電動の石臼機で真っ白な蕎麦粉が出来上がってゆく工程。
蕎麦は熱を発しないよう石臼がこの現代社会でもやはりベストなようだ♪

【芦屋川 むら玄 (むらげん)】
兵庫県芦屋市奥池南町1-23
0797-25-0232
阪急芦屋川駅から阪急バスで約15分(お昼は30分に1本あり)
阪急芦屋川駅・JR芦屋駅・阪神芦屋駅から徒歩1時間半
芦屋川駅から2,993m
営業時間:11:30~15:00
定休日:火曜日
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