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そば切り摂河泉 荒挽き細打ち十割そば

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玄挽きの十割そばは繋がりが悪く所々に切れがありながらも荒々しさのある、
個性的な十割蕎麦だ。
この蕎麦の特徴は喉越しよりぐにゅっとした歯応えにより旨味を先に感じられてしまう事!
その訳は蕎麦の短さによるものだ。
箸で掴むと長さが無いためについ多くの蕎麦を掴んでしまう事により
口中がMAXになってしまい噛まざるを得ない事に(笑)
少々、びっくりしたのが蕎麦つゆの味!
鋭角的な醤油に鰹では無く昆布出汁が前面に出て来ている事による、
戸惑いと驚き!
そばつゆは鰹出汁だろうとの勝手な既成概念はあきませんな~(^^)

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そば切り摂河泉.
以前は狭山市で営業されていたとか♪
堺市で最も美しい通り、けやき通りに面するお店。
すぐお隣は洋食屋さんの「つみき」
木の板で覆われた外観、中の様子は全く見えず...
扉の高さは150cm程かな?なので屈んで入らないと頭を打つ事となる(笑)

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お品書きは蕎麦と日本酒のみ!酒のアテ的なメニューも皆無であり、
此処では蕎麦を味わえと言った自信の表れかととも思われる潔き構成。
店内のテーブルは8人MAXの1枚物テーブルによる相席が基本的な席と成る。
テーブル中央には流木な盆、岩塩とミネラル塩に京の黒七味。

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葉型の器に盛られた荒挽きの蕎麦、卸し立ての山葵と輪切りの白ネギ。
季節的な時を過ぎているので荒挽き蕎麦に過度な青み有る香りは期待していないが
これは野性味ある蕎麦である。
特に美しき形式に拘られない自由な蕎麦の型と味は独創的であり、これはこれで良いのではと♪
蕎麦通の方々には満足出来ぬ繋ぎであろうが締める水による荒味無く純粋な味。
二八でも良いのではと思ってしまったのは無粋なのかも知れぬ...

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お連れの鴨葱蕎麦は合鴨肉の出汁程良くも、此処でもお醤油の角はやはり鋭角的である。
この味は何処かで食べた鴨汁そばに似ているなと...
店の場所や記憶はあるのだが店名が思い出せなく老化は深刻な問題でもある(笑)

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締めは白濁した蕎麦湯は良き器での登場♪
蕎麦の量は充分に一人前はあるのだが少々食べ足りないなと蕎麦がきを注文しようかな~
何て思っているとあれよあれよと満席になり断念^^;
見た目的にとろみのあるタイプなのかな~何て思いながら汁へ注ぐも...
あらっ、意外とサラリとしたタイプだったのね(^^)
昼時で前客は無し時の訪問でこの白濁は僅かにそば粉を混ぜられたものであり、
蕎麦湯は蕎麦の旨味がより抽出されたもう少し遅き時間の訪問が良かったかな~(笑)

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お会計を済まして屈みながらまた店を出る...
店主さんは茶室的なイメージでこの店を作られたのかな?
新蕎麦の時期、店主渾身の蕎麦をもう一度頂いてみたいぞ!(^^)/

【摂河泉 (セッカセン)】

大阪府堺市堺区榎元町6-6-4
072-229-2760
JR、南海電車 三国ヶ丘 徒歩5分
営業時間:11:30~17:00(売切次第終了)
定休日:木曜日
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コメント

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おはようございます

亀の甲に有る当時に伺う機会がなく移転されてしまい
一度味わってみたかったなぁ…と思っていましたが
こちらに移転されてたんですね

蕎麦には日本酒があいますねー
今更ながらに日本酒の奥深さを実感し始めております

また一緒に飲みたいですね!

Re: ないあさん

> こんばんは~遅くなってすいませんm(__)m


盛り蕎麦にサッと日本酒を掛けて解して頂く蕎麦が好きですわ(笑)
コチラはもう少しアテがあればイイんですけどね♪
近く、ご一緒出来ると思いますよ~
あの男から連絡が有ると!(笑)